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学校における作業管理の課題

 

学校における作業管理の課題

 

 

1.作業管理とは

作業管理とは、「労働者の健康障害を防止するために、作業内容ややり方を管理して、人と作業を調和させること」をいいます。

 

そのためには、11つの作業を分析し、作業が労働者にどのくらいの負担になるのか把握することから始め、設備や道具、作業の手順・強度・密度・時間・内容、休憩時間などについて検討していきます。

 

その結果、快適性に問題があったり、健康を損ねる可能性があると判断されたときは、これらを改善していくことになります。

 

【法65条の3 作業の管理】

事業者は、労働者の健康に配慮して、労働者の従事する作業を適切に管理するように努めなければならない。

 

 

教職員の場合、本書冒頭で述べたように、この分野では長い間、長時間労働(超勤)による健康障害の防止が一番の課題でした。

 

ここでは、この問題に絞ってA小での超勤削減の取組を紹介することにします。