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3.毎月開催の意義・効果

3.毎月開催の意義・効果

学期に1回とか、いつあるのかわからないような不定期開催では調査審議や活動が深まらず、成果も期待できません。

 

そのサイクル(PDCA)は、最低でも月1回で、次回までの行動目標や計画を明確にして、衛生委員会にリズムを持たせることが大切です。

 

毎月開催することによって次のような変化が期待できます。

 

審議時間(45分)や周知の時間(10分)が増え、調査審議や労安活動が活性化します。

・毎月開催だと… (45+10)×12回=11時間/年

・学期1回だと… (45+10)×3回=約3 時間/年

 

年間の活動計画やPDCAサイクル(計画→実施→評価→改善→計画…)が実行できます。

・学期に1回では、計画→実施から評価→改善までに間が空いて、対応が後手後手になってしまいます。本来必要なときに開けないのです。

 

・例えば、長時間労働対策が何もとられないまま46月をやり過ごし、7月に第1回開催、次回は12月開催では、ほとんど何もできないのと同じです。

 

「長時間労働対策」について毎月調査審議し、超勤を解消できます。

・労働時間調査を毎月実施すればなおのこと、当該月の集計、点検や対策が重要になります。

 

 

「忙しい」を言い訳にさせないで、職場実態を指摘しながら法令通りの開催を求めていくことが必要です。

 

少なくとも法令に基づいて「衛生委員会」を立ち上げているのであれば、開催についても「毎月1回以上」と法令に基づくのが道理でしょう。

 

学期1回には何の法的根拠もありません。